9月5日~10日紙面

矢作西学区で車上ねらい防犯パトロール

 岡崎署管内(岡崎市、幸田町)で車上ねらい被害が多発していることを受け、岡崎署と同市、市民有志らは二日、特に被害が深刻な矢作西学区で夜間合同防犯パトロールを実施した。

 同署管内では、七月末現在で百六十三件(前年同期比百件増)の車上ねらい被害が発生しており、うち五十六件が同学区を含む矢作地区で発生。主に集合住宅駐車場や月決め駐車場内の乗用車が狙われており、車内に置いてあった財布などの貴重品入りのかばんから、シートカバー、携帯電話充電器、CDなど金銭的な価値がほとんどないものまで盗まれているという。

 合同パトロールは名鉄宇頭駅北東、同駅南、宇頭南町周辺、西本郷町周辺―の四地域で行われ、総勢約百人が参加。集合場所の一つ宇頭町公民館では、午後七時三十分ごろに地域の防犯パトロール隊や署員、市職員ら約二十五人が集まった。

 同署生活安全課の青山義弘課長は「岡崎署管内での車上ねらい被害は爆発的に増加している。皆さんと協力し、被害を一件でも減らしたい」とあいさつし、被害防止への協力を呼び掛けた。参加者はこの後、それぞれの担当する地域へパトロールに出発し、不審者がいないか目を光らせて犯人をけん制した。(5日3面)