8月15日~20日紙面

小学生バレー あおいジュニア全国初V

 小学生男女バレーボールチーム「葵ジュニア」が、八月七~十日に東京体育館などで開かれた「第三十七回全日本バレーボール小学生大会」(男女混合)で初優勝を飾った。西三河支部大会決勝戦で敗れた昨年の雪辱を果たし、全国約四十チームの頂点に立った。愛知県内のチームによる同大会の男女混合優勝は初めて。

 あおいジュニアは岡崎市や豊田市の小学五、六年十二人が所属。西三河支部大会(三チーム出場)をはじめ、尾張、名古屋、西三河、東三河の各ブロックを勝ち抜いた四チームによる県大会、全国大会の決勝トーナメントではいずれもストレート勝ちを決めた。

 全国大会で最も苦戦を強いられたのは、唯一フルセットに持ち込まれた準々決勝進出戦。身長一六〇~一七〇㌢の男女選手を中心とした茨城県チームの猛攻をしのいで一セット目を先取したものの、二セット目を奪われた。榊神直也監督は「練習以上のものは発揮できない。練習した範囲で間に合った三セット目の対応が功を奏した。センターレシーバーを起点にエースアタッカーがチャンスを確実にものにしてくれた」と振り返る。選手については「『とにかく絶対にボールを落とさなければ勝てる』と言い聞かせ、全員をどのポジションでもこなせるオールラウンダーにしたつもり」と話す。

 主将の木田海渡君(岡崎市上地小六年)は「優勝するつもりで出場したけれど、本当に優勝した瞬間はすごくうれしかった」と喜びを口にした。

(17日1面)