6月6日~11日紙面

豊田市こども園で給食再開

 民間業者の破産に伴い五月二十四日から豊田市内のこども園など十四園で給食の提供を中止している問題で同市は五日、別の民間業者に委託し六月八日から提供を再開することを決めた。

 委託先は、既に市内の二十七園に給食を提供しているトフス(阿知波眞人社長、本社豊田市衣ケ原三)。暫定的に七月二十日までを契約期間とし、弁当箱に入れたおかず二千百六十五食(一日当たり)を該当園に提供する。通常の給食と異なり、献立の考案と食材調達は同社が行うほか、汁物などの温かいおかずの提供は衛生上の問題で見合わせる。ご飯、パン、牛乳は、引き続き別の民間業者が提供。給食費は一食当たり二百十円。

 各園では現在、園児らが弁当を持参するなどして対応。当初は三週間をめどに市営給食センターや同社が分担する形での提供再開を検討していたが、従来の配食形式でなければ同社のみでも対応できることから、暫定的に同社が請け負うことになった。

 市は今後、従来の形式での給食提供を再開できるよう、引き続き同社などの関係機関と協議を進めていく。

(6日1面)