10月25日~30日紙面

映画「ろくならべ」撮影中止

 岡崎市制施行百周年記念事業「新世紀岡崎チャレンジ100」に採択された映画「ろくならべ」の製作が中止となった。監督、タイトル、内容が一転し、来年三月の上映を目指すとしている。

 タウン誌発行会社「リバーシブル」などで構成する実行委員会は、岡崎のプロモーションとして市に企画を提案。十月八日に市内に点在する「六」の付く地名から立てた仮説をもとにした映画の撮影を開始する予定だった。

 しかし「撮影に加わる市民ボランティアらと一緒に作り上げていく」という製作方針をめぐり、愛知産業大学出身で監督を務める林一嘉さんと実行委が対立。監督としての映画製作と、出演者としての演技経験を持つ林さんが技術指導に回り、出演者、ボランティアスタッフ、撮影規模などを縮小した別の映画を製作することになった。新たな映画のタイトルは「(仮称)猫になりたい」。親との確執から「猫になって逃げたい」と願う女子高生が本当に猫になるというストーリー。

(28日1面)