10月17日~23日紙面

岡崎市長選 内田氏再選果たす

 岡崎市長・市議会議員同日選挙が十六日、投開票された。市長選では無所属現職の内田康宏氏=市民、公明、民進推薦=が、元市職員で無所属新人の横山浩一氏に勝利し、再選を果たした。市議選では組織、団体などの支持を受ける現職・新人が当選確実に。投票率はともに平成十二年以降の同日選では過去最低の54・70%で、前回より3・11ポイント下がった。

 「政策は道半ば」と二期目に意欲を見せた内田氏。肝いりの乙川リバーフロント地区整備計画を含めた「観光産業都市」実現の本格化などを訴えてきた。現職の強みを生かして市内全域の票を固め、序盤から選挙戦を優位に進めた。

 横山氏は、街頭演説で行政改革や企業誘致などによる「国際都市」化を訴え、内田氏の市政運営へ異議を唱えることで浮動票の取り込みを図ったが及ばなかった。

 五十六人の激戦となった市議選(定数三七)は、政党や労組、地盤とする地域の票田を固めた現職・新人が当選を確実にした。

 当日の有権者数は市長・市議選ともに三十万四千七百二十七人(男性十五万三千六百五十二人、女性十五万一千七十五人)。

(17日1面)