6月28日~7月3日紙面

岡崎市制100周年記念式典に2700人

 岡崎市制施行百周年記念式が一日、岡崎中央総合公園武道館で開かれ、来賓を含む約二千七百人(主催者発表)が出席した。内田康宏市長は百年の歩みを振り返り「行政の一方的なサービスや行財政の自然成長に頼るのではなく、新しい価値観で市政運営を進めていく必要がある」とこれからを見据えた。

 式では、市政発展に功労・功績のあった百五十四人と十七団体を表彰。今年度に創設された「市民栄誉賞」は、芸能・スポーツ分野で長年にわたる功績があった同市出身者などの七人と一団体が受賞した。

 市民栄誉賞を受賞した日本人初のF1レーサー中嶋悟さんや、音楽グループ「ガロ」の大野真澄さん、俳優の平泉成さん、元プロ野球選手の木俣達彦さん、元卓球選手の徳永尚子さんには内田市長から表彰状が贈られた。

 最後は「こども百年宣言」と題し、市内に十二中学校の生徒代表が未来の担い手として意志を表明。各校の表明に続いて、竜南、岩津両中学校の男女が「夢をつむいだ岡崎の先人のように、平和な世界をつくるおかざきっ子になります」と高らかに声をそろえた。

 式後には、歌劇、合唱、吹奏楽の記念演奏会とダンスパフォーマンスなどのアトラクションがあった。

(2日付1面)