3月23日~27日

岡崎の乙川 「五万石舟」運航開始

 岡崎市の中心部を流れる乙川の河川敷に昨年十一月から整備されてきたスロープ状の船着場と船揚場が完成し二十五日、船揚場で「五万石舟」(観光舟)の進水式が行われた。きょう二十六日から四月十日まで、一日十六便の観光舟が同川を運航する。

 乙川リバーフロント地区整備計画の一環で、川に架かる潜水橋から吹矢橋までの河川敷に船着場五カ所と船揚場一カ所を整備。康生町の潜水橋付近と、名鉄東岡崎駅北側に位置する明大寺町の護岸にはスロープ状の船着場と船揚場を設け、残る船着場三カ所は護岸工事を必要としない簡易型になる。明大寺町の船着場は二十八日に完成する。船着場と船揚場の整備費は約一億三千万円。

 エンジンを搭載した定員十五~十八人の観光舟は五艘そうあり、きょうから十日までは康生町の船着場を発着点に三艘が岡崎城近くの伊賀川から吹矢橋までの往復二・八㌔を三十分かけて遊覧する。乗舟料は大人千円、小学生以下七百円。午前十時から午後四時まで三十分置きに出航する。

 観光舟は岡崎活性化本部と協力企業三社で運営し、冬を除く行楽シーズンに運航する。

(26日1面)