2月9日~14日紙面

新東名高速 浜松いなさ―豊田東間開通

 新東名高速道路浜松いなさジャンクション(JCT、浜松市)―豊田東JCT(豊田市)間の約五十五㌔が十三日、開通した。着工から八年余。日本の東西を結ぶ大動脈の延伸を関係者や地元住民らが盛大に祝った。

 午後三時の開通に先立ち、岡崎サービスエリア(SA、岡崎市宮石町)と長篠設楽原パーキングエリア(PA、新城市)で開通式やセレモニー、パレードが行われた。

 岡崎SAでの開通式には約五百人が参加。中日本高速道路の宮池克人社長は「先に開通した静岡県区間と合わせて新東名は約二百㌔となり、東名とのダブルネットワークが形成できた。東名の渋滞緩和や工場立地の促進、災害時の迅速対応などが期待される。平成三十二年度の全線開通に全力を挙げ、サービス向上に努め、沿線各地の産業・文化の発展を願う」と述べた。石井啓一国土交通相や愛知・静岡両県知事、沿線自治体の首長、国会議員らも出席した。

 くす玉割りやテープカットには地元の小学生も参加し、周辺住民が風船を飛ばした。パレードでは約百台が真新しい道路を走った。

 岡崎東インターチェンジ(IC、岡崎市樫山町)と新城IC(新城市)では、五台目までの通過車両に記念品と通行証明書が贈呈された。SA、PAでは最長二十一日まで特別メニューが提供される。

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