1月5日~10日紙面

各地で仕事始め式 気持ち新たに

 西三河地方の自治体で四日、新年の仕事始め式が行われ、各首長は職員に向けて、行政運営に対する年頭の訓示をした。

 岡崎市では、内田康宏市長が「昨年は成功に終わった各事業が市民に大変喜んでもらえた一方、必ずしも思惑通りに運ばなかったこともあった。その点を検証し、今後に生かしていかねばならない」と管理職約三百人にあいさつした。

 七月一日に迎える市制施行百周年に向けて、桜の名所を市内に拡大する「岡崎さくら100年プロジェクト」などに触れ、「岡崎の発展と活性化につながり、将来のまちづくりの基礎となる事業にしていきたい」と述べた。

 「乙川リバーフロント地区整備計画」については、「(仮称)乙川人道橋」の着工や今春の桜まつりで予定されている殿橋と明代橋のライトアップなどを挙げ、「市民の目に見える形で整備の進行を実感してもらえる状況」と説明。「着実に実行していく事業を岡崎の魅力向上につなげ、訪れたい、住みたいと思える魅力づくりと、子どもが岡崎に生まれたことを誇りに思える『夢ある次の新しい岡崎』の実現に努めていく」と述べた。

 豊田市では、管理職約三百五十人の前で太田稔彦市長があいさつ。「今年は、これまでの豊田市の取り組みを総括し、今後を展望する一年。豊田市第八次総合計画も仕上げに入る。計画策定の中でも特に忙しい一年となるが、市民の皆様とともに職員力・行政力を発揮し、一致団結して取り組みたい」と新年の意気込みを語り、職員の奮起を促した。

 西尾市では、榊原康正市長が管理職約二百七十人の前で次のように訓示した。

 「四月で合併から節目となる五年が経過する。これまで合併前のそれぞれの自治体の優れた面を生かしながら新西尾市の基礎を築いてきた。これからはさらなる発展につなげていくべき各種施策を遂行していくことが重要。厳しい財政状況が続くと予想されるが、十七万市民の幸せ実現のため、全員野球でこの難局を乗り切ろう」

 幸田町では、大須賀一誠町長が管理職約百人の前で次のようにあいさつした。

 「自動車の自動走行実証実験の実施など大きな動きが予想されるが、幸田町は常に前進していく。三月か四月には人口四万人を達成する見込みであり、インフラ整備、特に子どもの増加に向け保育園の環境整備も考えなければならない。活力ある魅力ある、愛のある幸せなまちづくりの実現に向けて頑張っていきたい」

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