8月4~9日紙面

熱中症搬送が急増 2日に今年最多の16人

 連日の猛暑で、 岡崎市内で救急搬送される熱中症患者が後を絶たない。 同市消防本部によると、 日中の最高気温が三六・六度を観測した二日は、 今年最多となる十六人が救急搬送された。 

 市内では、 先月三十一日は五人だった熱中症患者が、 三五・九度を観測した今月一日は十一人に増加。 一日は花火大会、 二日は岡崎城下家康公夏まつり最終日と、 通常より屋外での人出が増えた背景はあったが、 三日も十人が搬送された。 

 二日に搬送された十六人のうち十四人は、 五十歳以上。 体調不良を訴えた状況は、 球技大会などの屋外だけでなく、 自宅や屋内の催事でも目立つ。 高齢者は自宅にいてもエアコンを使わず、 体調の変化に気付かない場合も多い。 

 市健康増進課は 「我慢をせずにエアコンを使用し、 のどが渇いていなくても小まめに水分を補給してほしい」 とし、 炎天下での運動や作業後は水分に加え、 塩分の補給も呼び掛けている。

(5日1面)