7月28日~8月2日紙面

岡崎城下家康公花火大会

 岡崎城下家康公夏まつりの 「第六十七回花火大会」 が、 きょう一日午後六時五十分から九時まで、 岡崎市の中心部を流れる乙川と矢作川の河畔で行われる。 乙川右岸河川敷には眼前に迫る花火の迫力が楽しめる千六百七十升の桟敷席が完成。 家康公四百年祭を記念して今年初めて登場する 「ドラマチックハナビ」 など、 三河花火の伝統を受け継ぐ約二万発が夏の夜空を色鮮やかに染める。 

 午後六時五十五分からの大仕掛け花火が開幕を盛大に飾る。 続けて、 大きさや多彩な演出の各種スターマイン、 乱玉、 仕掛け花火、 三百㍍にわたって銀色の火の粉が降り注ぐ 「銀滝」、 百四十㍍区間に並んだ大筒から火柱が噴き上がる 「大のし」、 四号、 五号、 八号、 十号の打上玉が次々に披露される。 

 八時五十三分のフィナーレ 「ドラマチックハナビ」 は、 天下分け目の合戦となった 「関ヶ原の戦い」 をテーマにした七分間に及ぶ大作。 ナレーションやメロディースターマイン、 仕掛け花火、 音楽、 効果音で、 合戦を物語調に演出する。 

 一方、 午後七時から同八時四十八分まではプログラムと並行する形で、 花火大会の起源とされる伝統的な菅生神社奉納花火が披露される。 菅生川 (乙川) に浮かぶ二艘の鉾船で手筒、 乱玉、 水上花火の 「金魚花火」 が幻想的な火花を咲かせる。 

 雨天決行。

 会場と周辺一帯は午後一時から段階的に交通規制が始まる。 今年から、 名鉄東岡崎駅に隣接する名鉄パーキング東の踏切は、 午後七時から十時まで車両が全面通行止め。 また、 コムタウン (上六名町) 付近の明神橋南交差点は、 午後五時から十時まで、 国道248号からの車両進入ができない。 

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