2月3日~8日紙面

関ヶ原町からの雪の贈り物

 岡崎市とゆかりのまち提携を結ぶ岐阜県関ヶ原町から、今年も良質な雪約五十㌧の贈り物が市南公園に届けられた。

 初日の七日には、午前十時の開場前から多くの親子連れの姿。オープニングセレモニーでイベントの開始が告げられると、早速広場内に設けられた雪山に長蛇の列を作った。

 雪山では無料のソリ遊びが体験でき、子どもたちは岡崎では見られない真っ白な雪山に大興奮。係員の説明に従ってしっかりとソリの縄をにぎると、きらきらと光り輝く“雪の道”を勢いよく滑り降りた。滑り終えると、笑顔を浮かべてもう一度列に並んだり、恐怖で泣き出してしまったりと、その反応はさまざまだった。

 関ヶ原町からの雪の贈り物が始まったのは昭和六十一(一九八六)年。雪が降りにくい岡崎でも、雪遊びを楽しめるようにと、平成十二年まで岡崎地域文化広場に届けられていた。一時は良質な雪の供給が難しいとして中断されていたが、平成十九年に再開。以来毎年、南公園に雪が届けられている。

(8日3面)