12月9日~14日紙面

家康公400年祭にちなんだジャズ組曲制作

 ジャズピアニストの守屋純子さんが来年の徳川家康公顕彰四百年にちなんだ組曲「厭離穢土、欣求浄土」を制作した。記念事業を展開する岡崎、浜松、静岡三市での徳川家康のイメージをモチーフにした三曲と、二年前に家康をテーマに作った二曲を合わせた五曲で編成。岡崎をイメージした新曲は来年一月一日の新年交礼会で披露される。

 ジャズ組曲は昨年十二月に岡崎市が依頼。守屋さんは家康に関する書物を読んだり、三市でヒアリングを行ったりして、それぞれの土地に合った曲のイメージを膨らませた。

 岡崎をイメージした「サムライ・スピリット・オブ・ミカワ・ウォーリアー(三河魂)」は、三河武士の勇ましい姿だけでなく、どこか寂しげな雰囲気も取り入れた曲調となっている。

 来年八月二十九日に静岡市、十月二十五日に浜松市、十二月二十六日に岡崎市でそれぞれ交流コンサートが行われ、組曲を披露する。

(12日付1面)