11月18日~23日紙面

家康公四百年祭記念 霊夢像建立へ

 岡崎市鴨田町の大樹寺で二十一日、「徳川家康公霊夢像」の地鎮式が行われた。来年の家康公四百年祭を記念して、岡崎の経済界を中心に「徳川家康公霊夢像建立の会」が組織され、協賛金を募集。来年三月に同寺院内に完成し、四月五日に除幕式が開かれる。

 三代将軍・家光が夢枕に立った祖父の家康を、当時の絵師・狩野探幽らに描かせたのが霊夢像。家光は家康を尊び、あがめていたとされる。徳川記念財団(東京)が十三点を所蔵しており、このうちの一部を参考に像を造る。

 高さは台座を含め三・〇㍍、奥行き一・〇㍍。製作は岡崎石製品協同組合連合会に依頼した。

 地鎮式には関係者二十五人が出席。堀田岳成貫主らが読経する中、完成までの無事を祈って出席者が焼香した。

(22日1面)