10月7日~12日紙面

札幌交響楽団 小学校で演奏会

 国内を代表するオーケストラの一つ・札幌交響楽団が八日、岡崎市六ツ美中部小学校を訪れ、全校児童三百二十五人の前で迫力ある演奏を披露した。文化庁が取り組む「文化芸術による子供の育成事業」の一環。

 体育館をコンサートホールとし、団員約六十人が「トランペット吹きの休日」、「熊蜂の飛行」など五曲以上を演奏。オーケストラをバックに、児童たちが校歌を斉唱するコラボもあった。

 演奏の合間には、オーケストラを構成する楽器を順に紹介。その際、映画「アナと雪の女王」の主題歌「Let It Go」や、人気アニメ「妖怪ウォッチ」の「ようかい体操第一」など、親しみのある曲が披露されると、観客の児童たちが思わず歌い出す場面も。

 また代表児童による指揮体験もあり、ベートーベンの「運命」の冒頭部分に挑戦。見よう見まねで指揮棒を振るうと、それに続く形で音が鳴り響き、壇上からプロのオーケストラを率いる貴重なひとときを満喫した。

(10日付3面)