9月23日~28日紙面

五輪メダリスト招きランニング教室

 岡崎市体育協会などが主催する「ランニング教室」が二十七日、岡崎中央総合公園で開かれた。講師は、五輪メダリストで現在は現役ランナーとして活動する傍ら、国内各地のマラソン大会にゲストランナーとしても参加している、ケニア出身のエリック・ワイナイナ選手。小学生~大人まで二百人以上が参加し、憧れの五輪メダリストから指導を受けた。

午前中に行われた小・中学生の部では、最初にワイナイナ選手がマイクを手に自己紹介。学校に通うため、毎日のように片道約十㌔の通学路を走ったこと、その後走ることの楽しさを知り、本格的に陸上競技を始めたことなど、順を追って話した。その中で「どんなスポーツでも、メンタル面は一番重要。自分を信じて、競技を楽しもうとするのが大切」との助言があると、子どもたちは真剣な表情で聴き入っていた。

 話が終わると、ウオームアップをしてから、ワイナイナ選手を先頭に全員でトラックを一周し、フォームを確認。ワイナイナ選手は、「走っているときは腕を振るのが大事。腕をしっかり動かせば足は動く」と言って、上半身の使い方を動きを交えて解説。子どもたちは、早速習ったことを実践しようと、腕の振りを意識しながら三~四周を駆け抜けた。

 ほかにも、スキップとランニングを組み合わせた練習や、ワイナイナ選手直筆のサインの抽選会などもあり、参加者は「ワイナイナ選手に会えてうれしい。ためになることをたくさん聞けた」、「きょう習ったことを積極的に実践したい」と満足げに話した。

(28日1面)