葵武将隊家康役交代
岡崎市の観光PRを行うグレート家康公「葵」武将隊は1日、岡崎公園で徳川家康役の交代式を行った。うだるような暑さの中、新旧の主役の姿に観客からは大きな歓声が上がった。
平成23年4月の結成時から家康役を務めた小澤寛さんにとってはラストステージ。演舞を披露した後、観客らとハイタッチしたり、“家臣”から別れや感謝の言葉を受けたりした。小澤さんは「全国の皆さんの支えがあって家臣一同やってきた。感謝しています。殿は新しい肉体に代わるが、岡崎の葵武将隊は永遠に不滅です」とメッセージを送った。
花束贈呈のセレモニーでは、元プロデューサーの日本舞踊家西川千雅さんや、元平岩親吉役の山口雅也さんらが登場。最後は観客も加わって「堪忍をどり」を踊り、渾身の勝どきを上げて初代家康の花道を飾った。
小澤さんが退場してしばらくすると、二代目家康の上田吉政さんが登場。既存メンバーとともに演武や殺陣を披露したが、刀が鞘に入らなかったり、「400年前」を「1400年前」と言い間違えたりするなど、緊張した様子で初陣を終えた。
(3日付1面)