家康公399回忌 市内で法要・例祭
三河地域の郷土の英雄・徳川家康の顕彰四百周年を来年に控え、今からすでに盛り上がりを見せる岡崎市内。家康の399回忌に当たる17日には、市内にある徳川家ゆかりの寺院や神社で法要と例祭が執り行われた。
将軍家の菩提寺として知られる鴨田町の大樹寺では、午前十時三十分から「御神忌法要」が営まれた。
壇信徒や地域住民ら計100人以上が本堂に参列。法要は厳粛な雰囲気の中行われ、堀田岳成貫主をはじめとする僧侶たちが経と念仏を唱えた。
途中、家康の誕生から桶狭間の戦いに敗れ、失意の中大樹寺へと逃げ延びた家康が当時の住職・登誉上人に諭され再起を誓ったこと、天下統一を果たし75歳で没するまでの生涯を、堀田貫主が語る場面もあった。
康生町の龍城神社の399年祭には、総代・同神社の婦人会など約100人が参列した。
畔柳春雄宮司の祝詞奏上や、県神社庁の巫女による神楽の奉納のあと、参列者による玉串奉納があった。
また神事が行われた拝殿の外には老若男女問わず多くの参拝客が訪れていて、その中にはグレート家康公「葵」武将隊の姿もあった。
(18日1面)