3月4日~8日紙面

岡崎市北中 被災地支援活動報告に安倍総理夫人

 東日本大震災被災地の支援を続けている岡崎市北中学校生徒会は3日、今年度の支援活動報告会を開いた。報告会には全校生徒七百二十一人のほか、安倍昭恵総理法人や支援に協力している岡崎ロータリークラブの会員、保護者らも参加。安倍さんは生徒会の活動にエールを送った。

 同校は震災発生後の平成23年11月、当時の生徒会役員が宮城県石巻市湊中学校を訪問。惨状を目の当たりにして生徒会として支援することを決定。「復興支援プロジェクト」を立ち上げ、その年は募金活動で得た支援金を送った。翌年は湊宙の生徒会役員六人を招き、直接被災の様子を聞き、支援の広がりを図った。

 3年目の今年度は、岡崎ロータリークラブ(RC)の協力も得て部活動の用具・備品(80万円相当)を贈ることにし、2月22日に稲垣幸一校長と生徒会役員、岡崎RC会員らが湊中で目録の贈呈式を行った。

 報告会で3年生の川畑生徒会長は「支援活動を通して自分自身も成長できました。これからも活動を続けてください」と呼び掛けた。

 報告を奇異他安倍さんは、自身の体験を紹介しながら「人はそれぞれの使命を持っています。自分の心の声を大切にして、進むべき道を選択してほしい」と生徒たちに語りかけた。

(4日付3面)