3月18日~23日紙面

岡崎・矢作2区 祭礼山車水引幕を新調

 岡崎市矢作町2区の祭礼山車を飾る水引幕が新調され、16日に矢作神社で完成披露式が行われた。

 同区の祭礼山車は高さ7・09㍍、幅2・48㍍、全長4・29㍍の迫力ある山車。江戸時代末期に製作されたとみられ、1973年3月に市の有形民族文化財に指定された。

 山車上部の三方に張って飾り付ける細長い幕の水引幕は、明治時代初期作られたが劣化が進んでいた。同区は数年前に新調を決めた。

 新調された水引幕は金箔の絹糸を使用。3面分のうち、2面分には鳳凰と麒麟の刺繍が施されている。制作費483万円のうち、市が304万円、残りを地元町内が負担した。

 式には来賓合わせて約50人が出席。畔柳昇総代は「華麗荘厳な水引幕の新調には、市をはじめ皆さんの協力をいただき、本当に感謝している。祭礼山車を愛し、慈しみ、後世に伝えていきたい。市のイベントや矢作東学区のイベントにも山車を出せたら」と述べた。

(18日1面)