2月18日~23日紙面

岡崎市フルコンタクト空手連盟合同稽古

岡崎市中央総合公園総合体育館で16日、岡崎市フルコンタクト空手道連盟(西尾富士幸会長)による合同稽古が行われた。小学生を中心とした各道場の練習生が参加し、基礎稽古やミット打ち、チーム対抗のサーキットトレーニングなどで一緒に汗を流して、交流を深めた。

同連盟は、フルコンタクト(直接打撃制)空手の普及と空手を通した青少年の健全な精神育成を目的に、市内に道場を置く七州会、真樹道場、命武會、闘真会館、拳真流の五会派によって昨年末に立ち上げられた。今回は、稽古を通して他道場の練習生たちと交流してもらおうと、初めて企画した。

 会場の第二錬成道場には、各道場から道着姿の指導者、練習生ら約100人が集合。黙想と座礼をしてから「押忍、お願いします!」と大きな声であいさつをし、合同稽古を始めた。

 柔軟運動で体をほぐした後、両足を平行のまま肩幅まで広げた「平行立ち」の姿勢をとり、はじめに正拳突きや蹴り技などの稽古を実施。続けて、利き手と逆の足を一歩前に出し、脇を締めて両手を顔の高さまで上げる「組み手立ち」になると、各技を組み合わせたコンビネーションや、相手の動きを考えながら技を繰り出すシャドーなど、より実戦的な動きに挑戦した。

 基礎稽古が終わると、休憩を挟んでからミット打ち。練習生たちは、指導者が持つミット目掛けて全力で突きや蹴りを繰り出し、会場にミットの音と掛け声を響かせていた。

 この後は、ゲーム感覚で楽しみながら基礎体力向上につながるチーム対抗のサイクルトレーニング。チーム内で二人一組のペアを作ると、途中一人が両手をつき、もう一方が両足を抱える「手押し車」の体勢で走ったり、腹筋運動をしたりして、ゴール地点にたどり着くまでの時間を競った。最後は全員で感謝の気持ちを込めて会場周辺の落ち葉やごみを拾うなどして、清掃活動に励んだ。

(18日1面)