12月17~22日紙面

岡崎城から伸びるビスタライン

 岡崎出身の英傑・徳川家康の誕生を祝う「家康公生誕祭」が21日、岡崎公園などで始まった。この日夜、家康生誕の地である岡崎城と、徳川将軍家の菩提・大樹寺を結ぶ約3キロの眺望線「ビスタライン」のサーチライト照射が始まり、からくり時計横の広場では点灯カウントダウンが始まった。

 サーチライト照射は4年ぶりで、前回は大樹寺から岡崎城天守に向かって照射された。このとき、光が拡散するという問題が起こったため、今回は4年前よりも強い光を発するライトを使用し、岡崎城天守展望台から大樹寺上空に向けて光を放った。

 午後5時前から、グレート家康公「葵」武将隊らによるカウントダウン。ライトがつき、青白い光が大樹寺方面へ伸びると、大きな歓声が上がった。

 また、ビスタライン照射に合わせ、大樹寺の三門をライトアップ。さらに岡崎公園では、産湯の井土から家康のへその緒を納めたえな塚を経由し岡崎城に至る「光の回廊」が出現した。

(22日付1面)