11月12日~17日紙面

第50回 造詣おかざきっ子展

おかざき世界子ども美術博物館で16日、岡崎市内の小中学生や園児の美術・図工作品が一堂に会する「造形おかざきっ子展」が始まった。今年で50回目。

 公立小中学校、幼稚園、県立みあい養護学校、愛教大附属三校を含む全74校から出品された約3万5千点が展示されている。狛犬の顔を題材にした木彫作品や、岡崎を漢字1文字で示す作品、複数の児童による合同作品の屏風などバラエティーに富んだ構成に見入ったり、カメラに収めたりする親子連れもいた。

 竜海中は、竜のうろこの部分を御影石で表現する「みかげ竜」を制作。こぶし大の御影石には、乙川、桜、岡崎城、花火、オカザえもんなど岡崎を代表する物が描かれている。竜南中三年生は、修学旅行で学んだ「鎌倉彫」を使って、三河地方に古くから伝わる桶胴太鼓を制作。来場者の注目を集めていた。

 同展は1964年に籠田公園でスタート。東公園、乙川河川敷と場所を移し、28年前の60年から現在の場所で開催されている。今回は開催50回を記念して、過去の歩みがパネル写真で紹介されている。当初、10月26、27日に開催予定だったが、台風27号の接近が予想されたため延期となった。

(17日1面)