6月11日~6月16日紙面

東公園の花菖蒲見ごろ

 岡崎市東公園の花菖蒲園で、岡崎でしか見られない「三河シリーズ」と呼ばれているハナショウブが、当初より約1週間早く見ごろを迎えた。他のハナショウブもほぼ満開とあって、来園者の目を楽しませている。

 三河シリーズは、同公園が岡崎花菖蒲愛好会から譲り受けた、「三河」「葵」「龍城」のいずれかを冠する23品種。花菖蒲園の一角(約150平方メートル)に約七百株が咲き誇る。困難な品種交配の壁を経た唯一無二の美しさを放つ。

 中でも、「葵千代(あおいせんだい)」は、いずれも三つの花弁、中弁、めしべが三方に広がり、ピンと立つ中弁が凛々しさを醸し出している。愛好会の会員や公園を管理する職員が「ハナショウブの理想形そのもの」と口をそろえる。

 同公園では7月15日まで菖蒲まつりを開催中。6月20日までは花菖蒲園を午後7時から9時までライトアップしているほか、週末は出店や多彩なステージイベントでにぎわっている。

(12日1面)

 

このほかに

・岡崎市地域交流センター六ツ美分館「悠紀の里」オープン(11日1面)

・家康公検定受付開始(13日1面)

・幸田町 本光寺でアジサイ見頃(15日3面)