岡崎東公園に恐竜模型お披露目
岡崎東公園で二十九日、市民の寄付金で製作された恐竜模型五体が公開された。時計塔周辺広場に完成したのは、高さ四・五メートルのティラノサウルスと同十四メートルのブラキオサウルスの「両巨頭」と、小ぶりでまたぐこともできるトリケラトプス・ヤング、おやすみトリケラベビー、プテラノドンと巣。いずれも耐久性に優れて軽い繊維強化プラスチックで作られた。
手掛けたのは、福井県勝山市の県立恐竜博物館での展示模型や岡崎公園内のからくり時計を作った東京都羽村市の「ココロ」。最新の学説に基づいて製作し、ジオラマ風に仕上げた。
完成式典で内田康宏市長は「購入価格の上昇などの理由から目玉となる飼育動物獲得が困難となり、東公園の新たな魅力として実物大のリアルな恐竜モニュメントの設置となった。恐竜の森構想がある私にとっては感慨深い。子どもたちには想像力を高めて夢をふくらませてもらい、親子で楽しめるようになることを願う」とあいさつした。
恐竜模型を見た子どもたちは「迫力があって大きい」などと喜んでいたが「一度見れば十分かな」と苦笑いする大人もいた。
(31日付3面)